心臓の電気信号を記録します。心臓は、体に血液を循環させる「ポンプ」の役割をしています。 「ポンプ」は心臓の「心室」という部屋がおこなっています。「心室」に血液を一気に流し込むために、「心房」という手前の部屋に血液をある程度ためておき(リザーバー)、心房と心室が順序よく収縮することで、効率よく血液を循環させることが出来ます。ポンプが収縮する頻度(はやさ=心拍数)を調節するために、心臓は電気信号をだしています。心臓の収縮は、早すぎても遅すぎてもポンプとしての効率が悪く、ちょうどよいはやさ(心拍数60~100/分)になるように電気をだしています。この電気の乱れが「不整脈」ですので、不整脈の診断はこの十二誘導心電図でおこなうことが可能です。そのほか、電気の大きさ・形により、心臓の動きや大きさを予想することができますが、この場合は確認のために「心臓超音波検査」が必要です。

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