【横浜・妙蓮寺】院長もリブレを使ってみました|食後血糖はここまで変わる

「血糖値は、食事のあとにどのくらい上がっているのだろう」。ふと気になったことはありませんか。健診の採血で分かるのは、その瞬間の血糖値や、過去1〜2か月の平均を映すHbA1cです。食後にどう上がって、どう下がるのか——ここは、実際に測ってみないと分かりません。

そこで今回は、院長の私自身が持続血糖測定器「フリースタイルリブレ」を装着し、ふだんの食事で血糖値がどう動くのかを記録してみました。この記事では、その実際のデータをご紹介します。

リブレとは

フリースタイルリブレは、二の腕に貼る小さなセンサーで、血糖の変動を連続的に記録できる医療機器です。採血が「点」だとすると、リブレでは血糖の動きが「線」で見えます。食後高血糖(食後に血糖値が大きく上がる状態)は、この「線」ではじめて姿が見えてきます。

検証① 同じ日でも、食事で上がり方はここまで違いました

まずは、ある1日の記録です。昼食(そぼろ弁当+今川焼〈あんこ〉)のあとは171mg/dLまで上がりました。一方、夕食(ラーメン+餃子)のあとは106mg/dLと、ゆるやかな動きにとどまりました。

実際の記録がこちらです。

同じ人の、同じ日の記録でこの差です。食事の内容や組み合わせで、食後の血糖はこれほど変わります。

検証② 同じ昼食を3日間つづけてみました(肉じゃが)

次に、3日連続で昼食を「肉じゃが+ごはん(玄米三分づき)」にそろえて、食べ方だけを変えてみました。

  • 1日目:そのまま食べた → 181mg/dLまで上昇(食後高血糖)
  • 2日目:食前にキュウリ → 169mg/dL
  • 3日目:食前にヨーグルト+キュウリ → 123mg/dL

実際の記録がこちらです。

食前のひと品で、上がり方が少しずつ変わりました。食べる順番や組み合わせの工夫で、食後高血糖をある程度抑えられる可能性がある——今回の記録からは、そう考えています。ただし、同じ食品でも、日によって血糖値の変化にはばらつきがあります。

検証③ 一見ヘルシーな朝食を5日間つづけてみました

「朝は軽めだから大丈夫」と思われる方は多いと思います。そこで、朝食を「野菜たっぷり味噌汁+ごはん」にそろえて、5日間記録してみました。

そのまま食べた日は、154mg/dLまで上がりました。食前にキュウリやサラダチキン、ヨーグルトをひと品足した日は、96〜118mg/dLの範囲におさまりました。

実際の記録がこちらです。

野菜の多い食事でも、上がる日はあります。何を食べるかに加えて、どの順番で・何と組み合わせて食べるかが、食後の血糖に影響していました。

意外だったのは、揚げ物と焼き肉でした

フライドチキンのあとは128mg/dL、焼き肉のあとは130mg/dLと、大きな上昇はありませんでした。そのかわり、血糖値はゆっくり上がって、ゆっくり下がる形になりました。脂質の多い食事では、このような動きになることがあります。

使ってみて分かったこと

  • 血糖値は、想像以上に食事の影響を受ける
  • 同じ食事でも、日によって結果が変わる
  • 食べ方の工夫で、上がり方が変わる場合がある

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数字は、次の工夫のヒントになります

リブレを着けていると、思ったより高い数字が出る日があります。私自身もそうでした。171や181は、まさにその日の数字です。

そうした日の数字を、ご自身を責める材料にする必要はありません。数字が教えてくれるのは、「この組み合わせだと上がりやすい」「このひと品が自分に合っている」という、次の工夫のヒントです。うまくいった日を見つけて、それを少しずつ増やしていく——リブレは、そのための道具だと考えています。

外来では、記録を一緒に見ながら、いまの生活に無理なくおさまる工夫を一緒に探していきます。

当院でのリブレについて

当院の糖尿病外来では、リブレによる血糖変動の確認を行っています。糖尿病は、心臓や血管の病気と関わりの深い病気です。院長は循環器専門医・総合内科専門医として、血糖だけでなく、その先にある心臓や血管の状態まで含めて診ています。動脈硬化が気になる場合には、足首と腕の血圧を比べる検査(ABI)や、首の血管の超音波検査(頸動脈エコー)による評価も院内で行っています。

リブレの対象となる方や費用については、当院のリブレのご案内ページをご覧ください。

健診で血糖値やHbA1cを指摘された方も、まずはご自身の血糖の動きを知ることから始めてみませんか。

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診療は予約制です。WEB予約では「初診(循環器・生活習慣病・健診異常)」の枠をお選びください。お電話(045-432-5556)でもご予約いただけます。健診結果をお持ちの方は、当日ご持参いただくとスムーズです。


※本記事のデータは、院長自身がリブレを使用した際の測定記録の一例です
※血糖値の変化には個人差があります

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