コレステロール・脂質異常症の治療は、妙蓮寺内科へ

循環器を専門とする院長が、コレステロールと一緒に「心臓と動脈硬化」までしっかり診ます 〜

健診で「コレステロールが高い」「中性脂肪が高い」と言われた方へ

コレステロールが高いのは、食べ過ぎだけが原因ではありません。体質(遺伝)も大きく関わります。
痩せている方でも数値が高いことがあり、その背景に「家族性高コレステロール血症」という体質が隠れていることもあります。
自覚症状のないまま動脈硬化を進め、心臓や血管の病気につながることもあります。
大切なのは、数値だけではなく、血管がどれだけ傷んでいるか。
妙蓮寺内科は循環器を専門とする院長が、コレステロールの管理だけでなく、動脈硬化の進み具合を院内で実際に調べます。
アキレス腱の検査などから、家族性高コレステロール血症の発見にもつなげます。

・心電図・心エコー(心臓の状態を確認)
・頸動脈エコー(首の血管で動脈硬化をチェック)
・血管年齢・動脈硬化の検査(ABI・CAVI)(血管のかたさ・足の血流を測定)
・アキレス腱エコー(腱の厚みから家族性高コレステロール血症をチェック)

妙蓮寺駅から徒歩3分、港北区(菊名・仲手原・篠原東・藤塚・大倉山 など)、神奈川区(松見町・馬場・寺尾 など)の「通い続けられるかかりつけ」として、一生のおつきあいを前提に治療を組み立てます。

健診結果をお持ちのうえ、まずはお気軽にご相談ください。
▶ ご予約はこちら(24時間WEB予約電話予約045-432-5556)

目次

1)脂質異常症とは

2)脂質異常症の診断基準

3)動脈硬化の評価

形態学的検査頸動脈超音波CTMRIカテーテル

血管機能検査足関節上腕血圧比(ABI)脈波伝播速度(PWV)心臓足首血管指数(CAVI)内皮機能

4)脂質異常症の原因生活習慣遺伝続発性脂質異常症

5)脂質異常症の治療生活習慣の改善薬物治療治療目標

1)脂質異常症とは

血液検査で脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症といいます。

脂質の異常には、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)の異常があります。

これらはいずれも動脈硬化の促進因子となります。脂質異常症により、脳梗塞・心筋梗塞など動脈硬化性疾患のリスクが高まると報告されています。

2)脂質異常症の診断基準

脂質異常症の診断基準を表に示します。この基準にあてはまるからといって、すぐに治療が必要なわけではありません。

治療開始のタイミングについては、医師へご相談ください。

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3)動脈硬化の評価

脂質異常症の治療は、脳梗塞・心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の予防のためにおこないます。 ここでは、症状がなくても実施できる動脈硬化の評価について解説します。

<形態学的検査>

当院でできる動脈硬化の検査

● 受診したその日に実施できます

  • ABI・CAVI … 足の動脈の詰まり・血管のかたさ(血管年齢)を測定
  • 心電図 … 心臓への影響を確認

● ご予約のうえ実施します

  • 頸動脈エコー … 首の血管で動脈硬化を直接観察
  • 心エコー … 心臓のはたらきを確認
  • アキレス腱エコー … アキレス腱の厚みを測定し、家族性高コレステロール血症(FH)を調べる(FHが疑われる方に実施します)

循環器を専門とする院長が、コレステロールの数値だけでなく「動脈硬化が実際にどの程度進んでいるか」まで院内で確認します。

※より詳しい評価が必要な場合は、CT・MRIを連携病院に手配し、結果のご説明は当院でおこないます。

頸動脈超音波検査

体表から超音波で簡単に観察ができる頸動脈は、全身の動脈硬化の指標と言われています。また、頸動脈の狭窄・潰瘍・可動性病変は、脳梗塞予防のための薬物治療や手術療法が必要となることがあります。

当院では頸動脈超音波での動脈硬化の評価が可能です。

CT

単純CTでは、動脈の形状から動脈瘤の存在診断が可能です。

また、動脈の石灰化・脂肪・線維などの性状による動脈硬化の評価がある程度可能です。

造影剤を使用した造影CTでは、心臓の冠動脈・下肢動脈などのより詳細な評価が可能です。

当院では連携病院にCT検査を依頼しています。(予約および結果説明は当院にておこなっています)

MRI

MRIは特に脳血管疾患の評価において有用です。

当院では連携病院にMRI検査を依頼しています。(予約および結果説明は当院にておこなっています)

カテーテル検査

カテーテル検査は、原則入院で実施しており、特に疾患が強く疑われる場合に実施します。

<血管機能検査>

足関節上腕血圧比(ABI: Ankle Brachial Index)

ABIは腕と足の血圧の比から、足の動脈に狭窄・閉塞がないかを調べる検査です。

ABI値が0.9以下の場合は閉塞性動脈硬化症を疑います。 当院では、受診同日にABI検査の実施が可能です。

脈波伝播速度(PWV: brachial-ankle Pulse Wave Velocity)

心臓が血液を送り出す際に生じる動脈脈波伝播速度(PWV)は、動脈硬化の中でも動脈の硬さの程度を反映します。PWVは動脈壁の硬さと厚さに比例するため、動脈硬化が進行すると上昇します。

正常値は1,400cm/s未満であり、1,800cm/s以上は異常値として判断します。

心臓足首血管指数(CAVI: Cardio-Ankle Vascular Index)

CAVIは、大動脈から下肢足首までの動脈全体の弾性能を表す指標です。

CAVIは加齢とともに高くなり、脳梗塞・心疾患・慢性腎臓病・血管炎をもつ患者さんで高く、また高血圧・糖尿病・メタボリックシンドローム・睡眠時無呼吸症候群・喫煙・ストレスなどで高まる一方で、それぞれの治療で改善することが報告されています。

CAVIが高いほど心血管イベントが高頻度に発生すると報告されています。

CAVIの正常値は8未満、9.0以上は異常値と判断します。 当院では、受診同日にCAVI検査の実施が可能です。

血管内皮機能

薬物負荷や虚血負荷による血管径の変化を測定することで、血管内皮機能を評価します。

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4)脂質異常症の原因

生活習慣:

食べ過ぎ、運動不足、肥満などが大きく影響します。

特に、食事からの「飽和脂肪酸」のとりすぎは、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高くなる原因のひとつです。「飽和脂肪酸」は、肉の脂身・バター・ラード・生クリームや、インスタントラーメンなどの加工食品に含まれています。卵などのコレステロールのとりすぎも、LDLコレステロールを高くします。

遺伝:

「家族性高コレステロール血症」は、生まれつきLDLコレステロールを肝臓にとりこむ機能に関する遺伝子に異常があります。そのためにLDLコレステロールが高くなり、若年のうちから動脈硬化が進行します。日本人の200人~500人に1人が発症するといわれています。

以下の項目のひとつでもあてはまる方は、家族性高コレステロール血症が疑われますので、医師にお伝えください。当院では、家族性高コレステロール血症の診断と治療が可能です。

①治療前の悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)が180mg/dL以上

②心筋梗塞・狭心症を男性55歳未満・女性65歳未満で発症した家族(両親・きょうだい)がいる

③アキレス腱肥厚または皮膚に黄色腫がある

当院のアキレス腱エコー ― 家族性高コレステロール血症を見つける

診断基準の3つのうち2つを満たすと、家族性高コレステロール血症(FH)と診断します。その一つ「アキレス腱肥厚」を、当院ではエコー(超音波)で確認します。レントゲン撮影よりも簡便に行え、近年あらためて標準的な測定法が定められた方法です。

LDLコレステロールが非常に高い方や、ご家族に高コレステロール・若いうちの心臓病がある方など、FHが疑われる場合に、アキレス腱エコーで腱の厚みを確かめ、診断につなげます。

FHは、早く見つけて適切に治療することで、動脈硬化の進行を防ぐことができます。気になる方は、どうぞ医師にお伝えください。

続発性脂質異常症

脂質異常症は、体質・遺伝・生活習慣により発症する「原発性脂質異常症」のほかに、何らかの病気が原因となり発症する「続発性脂質異常症」があります。

続発性脂質異常症の治療は、脂質異常症の原因となっている病気をなおすことです。

はじめて脂質異常症を指摘された方については、以下のような病気の合併がないかを確認する必要があります。

続発性脂質異常症の原因となる病気

✔ 甲状腺機能低下症

✔ ネフローゼ症候群・慢性腎臓病

✔ 閉塞性黄疸・原発性胆汁性胆管炎

✔ 糖尿病

✔ ホルモン異常(クッシング症候群・褐色細胞腫)

✔ 薬剤性

5)脂質異常症の治療

脂質異常症の治療は、脳梗塞・心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を予防するためにおこないます。

動脈硬化性疾患の症状がでる前に、動脈硬化病変の有無と程度を把握し、動脈硬化の進行を抑制したり退縮させることを目標とします。

生活習慣の改善

✔ 禁煙

✔ 適正体重の維持

✔ 肉の脂身、動物脂、鶏卵、果糖を含む加工食品の大量摂取を控える

✔ 魚、野菜、海草、大豆、未精製穀類の摂取を増やす

✔ 糖質含量の少ない果物を適度に摂取する

✔ アルコールの過剰摂取を控える

✔ 中等度以上の有酸素運動を毎日合計30分以上(週180分以上)

薬物治療

生活習慣の改善でも効果がない場合は、病状に応じて飲み薬を開始します(下図)。効果が乏しい場合は注射薬の使用を検討します。

心筋梗塞・狭心症をおこした方については、生活習慣の改善と同時に飲み薬を開始します。

▼ 薬の種類をタップすると、作用と代表的なお薬が開きます。

スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)

肝臓でのコレステロール合成を阻害し、主に悪玉(LDL)コレステロール値を低下させます。

代表的なお薬:ロスバスタチン(クレストール)/アトルバスタチン(リピトール)/ピタバスタチン(リバロ)/プラバスタチン(メバロチン) など

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬

小腸からのコレステロール吸収を阻害し、主に悪玉(LDL)コレステロール値を低下させます。

代表的なお薬:エゼチミブ(ゼチーア) など

フィブラート系薬

肝臓でのコレステロール・中性脂肪の合成を阻害します。中性脂肪の分解を促進し、善玉(HDL)コレステロールを増やします。主に中性脂肪が高い方に使用する薬です。

代表的なお薬:ベザフィブラート(ベザトール)/フェノフィブラート(リピディル)/ペマフィブラート(パルモディア) など

多価不飽和脂肪酸

肝臓でのコレステロール・中性脂肪の合成を阻害します。中性脂肪の分解を促進し、善玉(HDL)コレステロールを増やします。血液を固まりにくくしたり、血管の弾力性を保つ作用があるといわれています。

代表的なお薬:イコサペント酸エチル:EPA(エパデール)/オメガ-3脂肪酸エチル:EPA+DHA(ロトリガ) など

その他

病状に応じてその他薬剤を選択します。詳しくは院長にお尋ねください。

治療目標

動脈硬化疾患発症のリスクに応じて、表のような目標値となるように治療します。

当院では、患者さん個々のリスクを評価し、治療について相談します。

☆糖尿病・慢性腎臓病・非心原性脳梗塞・末梢動脈疾患の患者さんは、年齢・性別によらず「高リスク」です。

☆家族性高コレステロール血症と診断された方の目標値は「二次予防」と同じです。

☆以下の①から⑤の危険因子の個数と、年齢・性別にてリスク分類します。

①喫煙

②高血圧

③低HDLコレステロール血症

④耐糖能異常

⑤早発性冠動脈疾患家族歴

院長の泊咲江(とまり さきえ)です。循環器・総合内科の専門医として、コレステロールだけでなく心臓や血管まで診ています。健診結果やささいな不安も、どうぞお気軽にご相談ください。→医師紹介ページはこちら

24時間WEB予約電話予約045-432-5556)

引用:動脈硬化性疾患予防ガイドライン