高血圧の治療は、妙蓮寺内科へ

循環器を専門とする院長が、血圧と一緒に「心臓と動脈硬化」までしっかり診ます 〜

健診で「血圧が高い」と言われた方や、家庭で測ると血圧が高い方へ

高血圧は自覚症状のないまま心臓に負担をかけ、動脈硬化を進めて、心不全・心筋梗塞・脳卒中につながります。
妙蓮寺内科は循環器を専門とする院長が、血圧を下げるだけでなく、高血圧が心臓と血管にどれだけ影響しているかを院内で調べます。

・心電図・心エコー(心臓への負担を確認)
・頸動脈エコー(首の血管で動脈硬化をチェック)
・血管年齢・動脈硬化の検査(ABI・CAVI)(血管のかたさ・足の血流を測定)

妙蓮寺駅から徒歩3分、港北区(菊名・仲手原・篠原東・藤塚・大倉山 など)、神奈川区(松見町・馬場・寺尾 など)の「通い続けられるかかりつけ」として、一生のおつきあいを前提に治療を組み立てます。

健診結果をお持ちのうえ、まずはお気軽にご相談ください。
▶ ご予約はこちら(24時間WEB予約電話予約045-432-5556)

目次

1.血圧とは

2.高血圧症とは

3.二次性高血圧とは

 二次性高血圧を疑うとき

 二次性高血圧の原因疾患睡眠時無呼吸症候群内分泌性高血圧腎実質性高血圧・腎血管性高血圧その他

4.高血圧の治療目標値

5.診療方針非薬物治療薬物治療

6.よくある質問「薬を飲み始めたらやめられませんか?」「血圧が上がりやすい生活習慣とは?」「血圧が高くても何にも症状がないけど。。。」

1.血圧とは

血圧とは

血圧とは、心臓から送り出された血液が、送り出された先の血管(動脈)の壁を押す力のことで、単位はmmHg(ミリメートル水銀柱)で表します。

通常は、腕の動脈の圧力を測定します。

血圧は、①心臓が血液を送りだす力②血液量③血管の弾力性で決まります。①②③それぞれは、神経系・内分泌系・血管内皮系などの因子で複雑に調整されています。

正常の血圧は、収縮期血圧120mmHg未満かつ拡張期血圧80mmHg未満です。

収縮期血圧と拡張期血圧

心臓が収縮したときに血圧は最も高くなり、「収縮期血圧」といわれます。

心臓が拡張しているときは血圧が最も低くなり、「拡張期血圧」といわれます。

高齢者では、動脈硬化により大血管の弾力性が低下して固くなるため、収縮期血圧が上昇し、拡張期血圧はむしろ低下します。高齢者では、脳梗塞や心筋梗塞に対して収縮期血圧が強い危険因子であることが示されています。

大血管の弾力性がまだ保たれている60歳以下の方では、収縮期血圧が正常でも拡張期血圧のみが高くなる場合があります。拡張期血圧のみが高い場合も、高血圧症の診断となります。

2.高血圧症とは

高血圧症とは、診察室において、収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上と定義されます。

ご家庭で測定した血圧の場合、収縮期血圧が135mmHg以上または拡張期血圧が85mmHg以上が高血圧症となります。

高血圧を放置すると、脳卒中や心臓病のリスクが高くなります。

3.二次性高血圧とは

「まだ若いのに高血圧なんて・・・」 「急にひどい高血圧を言われた」

高血圧症の約90%は特定の原因がない「本態性高血圧」であり、生活習慣の改善や降圧薬の治療が中心となります。残りの10%は何らかの疾患が原因となっている「二次性高血圧症」であり、治療法が異なります。はじめて高血圧症を指摘された場合は、「二次性高血圧症の疑いがないか」をしっかり確認します。 

次項の症状がある場合、二次性高血圧症を疑いますので、ご相談ください。

二次性高血圧症をうたがうとき 

✔ いびきがひどい・昼間の眠気・肥満〈睡眠時無呼吸症候群のうたがい〉 

✔ 10代~30代でひどい高血圧

✔ 血圧の薬を3種類以上飲んでいる

✔ 突然血圧が高くなった

✔ 夜中のおしっこの量が多い

✔ 家族に血圧の高い人がいない

✔ 尿検査の異常を放置していた

✔ むくみがある

✔ 脈の異常がある

✔ やたら汗をかく

二次性高血圧症の原因疾患

<睡眠時無呼吸症候群>

肥満や顎の形・扁桃肥大などにより、睡眠中に空気の通り道(上気道)が閉塞して、一時的に空気の取り込みができなくなり、体の酸素濃度が低くなることを繰り返す病気です(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)。

体の酸素濃度が低くなることをきっかけに、自律神経やホルモンバランスを介して、血圧が上がったり、心血管疾患のリスクが上がります。

当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査と治療を実施できます。

<内分泌性高血圧>

血圧が上がるホルモンが、腫瘍などにより過剰に分泌されて、高血圧になっていることがあります。

採血により、血圧が上がるホルモン値を測定します。安定した結果を得るために、15分~30分の安静後に採血する場合があります。

当院では、安静後の採血により、内分泌性高血圧の診断が可能です。

<腎実質性高血圧・腎血管性高血圧>

腎臓は、血圧の調節に重要な役割をになっているため、腎臓の病気で血圧が高くなることがあります。

腎臓や腎臓の血管に異常がないかどうか、身体所見・採血・尿検査・腹部超音波検査などで確認します。

当院では、はじめて高血圧症を指摘された方については、採血・尿検査の実施を推奨しています。健康診断の結果をお持ちの方はご持参をお願いします。

<その他>

薬剤性、大動脈縮窄症、脳幹部血管圧迫、尿路異常など。

24時間WEB予約電話予約045-432-5556)

4.高血圧の治療目標値

年齢・基礎疾患・リスク因子により、表のような血圧を目標とします。

高血圧の降圧目標(2025年改訂)
診察室で測る血圧130/80 mmHg 未満
ご家庭で測る血圧125/75 mmHg 未満

※診察室血圧130〜139/80〜89mmHg(高値血圧)で、脳心血管病のリスクが低〜中等度の方は、まず生活習慣の改善から始めます。
※めまい・ふらつき・立ちくらみなどが出ないよう、お体の様子を確認しながら、無理のない範囲で血圧を下げていきます。

75歳以上の方

75歳以上の方は、お体の状態に合わせて目標を決めます。
ご自身で通院できる元気な方は同じく130/80mmHg未満を目標とし、介助が必要な方や全身状態が低下している方は、体調の変化に注意しながら無理のない範囲で緩やかに下げます。

75歳以上の方の降圧目標(お体の状態で個別に決めます/詳しく見る)
カテゴリー1
自力で通院でき
ADLが保たれた方
カテゴリー2
通院に介助が必要で
手段的ADLが低下した方
カテゴリー3
通院が困難で
基本的ADLが低下した方
カテゴリー4
エンド・オブ・
ライフの方
全般的状態健常〜フレイルフレイル〜要介護要介護エンド・オブ・ライフ
手段的ADL※2保持低下低下高度低下
基本的ADL※3保持保持〜低下低下高度低下
降圧目標 130/80 mmHg
未満
収縮期140 mmHg未満
合併症などにより130mmHg未満とするかを個別に判断
収縮期150 mmHg未満
それ以上下げるかは個別に判断(収縮期120mmHg未満への降圧は避ける)
個別に判断
(目安は収縮期140〜160mmHg)
その他の方針非高齢者と同じ治療方針収縮期120mmHg未満で降圧薬の減量を考慮降圧薬の段階的な減量・中止を考慮(未治療の場合は新たに治療を始めない)

※1 健康・機能状態が低下した65〜74歳の方も、この表に準じます。
※2 手段的ADL=買い物・食事の準備・服薬管理・金銭管理・公共交通機関での外出など。
※3 基本的ADL=移動・階段昇降・入浴・トイレ・食事・着替えなど。

日本高血圧学会 高血圧管理・治療ガイドライン委員会編『高血圧管理・治療ガイドライン2025』(ライフサイエンス出版, p.151 表10-4)より作成

5.診療方針

「できれば薬は飲みたくない」という方も、そのままお伝えください。
当院ではまず生活習慣の見直しから始め、それでも下がらないときに、必要な分だけ内服薬を考えます。
薬を減らせる方もいますので、一緒に確認していきましょう。

高血圧治療の目的は、高血圧が続くことによっておこる脳心血管病を抑制し、健康な日常生活を送れるようにすることです。

治療は、非薬物治療と薬物治療に大別されます。

脳心血管病のリスクが高くない方については、まずは生活習慣の見直しをしていただき、それでも血圧が下がらない時に薬物治療を考慮します。

全ての高血圧の方について、二次性高血圧の可能性がないかを検討します。

24時間WEB予約電話予約045-432-5556)

非薬物治療

生活習慣の改善

食事療法・運動療法・アルコール制限・肥満改善

二次性高血圧に対する治療

持続陽圧呼吸(睡眠時無呼吸症候群に対して)

腎動脈形成術・副腎腫瘍摘出術(腎血管性高血圧・内分泌性高血圧)

薬物治療

第一選択薬:カルシウム拮抗薬、レニン-アンジオテンシン系阻害薬、利尿薬

病態に応じて追加する薬剤:β遮断薬、α遮断薬、中枢性交感神経抑制薬

6.よくある質問

「薬を飲み始めたらやめられませんか?」

生活習慣を変えることで薬をやめたり、減らせることがあります。 

二次性高血圧症と判明した場合は、薬以外の治療で改善することがあります。
ただし、心保護作用・腎保護作用のために降圧薬を内服していることもあるため、薬を続けた方が良い場合もあります。個々の患者さんで確認が必要です。

「血圧が上がりやすい生活習慣とは?」

以下のような生活習慣は血圧が上がりやすくなります。

改善できそうな点はありますか?チェックしてみてください。

✔ 塩辛いものが好き 

食塩をとりすぎると、体の中の塩分濃度を下げるために体内に水分がため込まれ、血液量が増えて血圧が上がります。 1日6g以下の減塩食をこころがけましょう。

✔ 野菜・果物はあまり食べない 

野菜と果物に含まれるカリウムが、ナトリウム(塩分)による血圧の上昇を抑えます。

(※腎臓が悪い方・糖尿病の方のカリウム摂取は注意が必要です)

✔ 最近太ってきた /太っている

肥満になると増える内臓脂肪から、動脈硬化をおこしたり血圧を上げる物質が作られて、血圧が上がります。減量により血圧が下がりやすくなります。

✔ 運動不足

適度な有酸素運動により、血圧を上げるホルモン量が減ったり、運動により減量することで血圧が下がりやすくなります。

✔ お酒を結構飲む

アルコール摂取により、一時的に血圧は下がりますが、習慣的な飲酒により、自律神経・ホルモン・ミネラルバランスを介して血圧が上がることが知られています。 

✔ たばこを吸う

たばこに含まれるニコチンは、血管収縮作用があり血圧を上昇させます。血管を傷つけて動脈硬化を起こす作用もあり、禁煙が望ましいです。

✔ ストレスが多い 

精神的ストレスにより、自律神経のうちの交感神経が刺激されて、血管が収縮して血圧があがります。

「血圧が高くても何にも症状がないけど。。。」 

「血圧が高くても何にも症状がないけど。。。」 
無症状であっても、120/80mmHgを越えて血圧が高くなるほど、脳卒中・心臓病・腎臓病になる危険が高くなり、死亡リスクが上がることが知られています。
ご自宅の血圧125/75mmHg以下を目標とします(※病状により、目標値は異なる場合があります)。

高血圧症が長く続くと、動脈硬化が進行して、血圧が下がりにくくなります。そうなる前に、早めに対応しましょう。

心臓・血管への影響を防ぐために:当院でできる検査

  • 心電図・心エコー(心臓への負担を確認)
  • 頸動脈エコー(首の血管で動脈硬化をチェック)
  • 血管年齢・動脈硬化の検査(ABI・CAVI)

高血圧で気をつけたい心臓・血管の状態を、早い段階から院内で確認できます。

院長の泊咲江(とまり さきえ)です。循環器・総合内科の専門医として、血圧だけでなく心臓や血管まで診ています。健診結果やささいな不安も、どうぞお気軽にご相談ください。→医師紹介ページはこちら

文献 高血圧治療ガイドライン2019